そもそも社会保険労務士の仕事内容とは?

そもそも社会保険労務士の仕事内容とは?

■社会保険労務士に興味を持ったきっかけ
私は大学卒業後、とある製造業の会社に就職しました。新卒のころは広報部を志望していたのですが、配属されたのは総務部。とはいえ、文学部出身でとりたてて特技も資格もない私の仕事はお茶くみと電話番と一般事務などの補助的業務でした。
ただ、総務部に配属されたおかげで、出張経費の精算や給料計算の補助といった仕事のほかに、新入社員や退職する社員の健康保健や雇用保険などの手続き書類を扱う機会が多く、世の中に社会保険労務士という仕事があることを知ることができたのが大きな収穫でした。

社労士の資格とはどんなもの?
30歳で妊娠したことが、私にとっての転機になりました。
私の会社はおかげさまで産休・育休の制度は整っていて、取得の実績もありましたが、出産した先輩を見ていると、それでOKとはちょっと思えませんでした。復帰後は時短勤務で給料が減る上に、子どもの熱などで急に休むことなどもあるからと簡単な仕事しか任せてもらえない。
バリバリのキャリアウーマンをめざしていたわけではないけれど、もう少しやりがいを感じられる仕事がしたい……。
いつも会社でお世話になっている社会保険労務士の先生との雑談中にそんな話をしたところ、「だったら社会保険労務士の資格をとってみれば?」と背中を押していただき、産休・育休の約1年半の間に資格をとってみようと思ったのでした。

■社会保険労務士の概要
 社会保険労務士の仕事の内容は、法律で次のように定められています。

① 労働社会保険諸法令に基づく申請書等及び帳簿書類の作成
② 申請書等の提出代行
③ 申請等についての事務代理
④ 都道府県労働局及び都道府県労働委員会における個別労働関係紛争のあっせん手続の代理
⑤ 都道府県労働局における男女雇用機会均等法、パート労働法及び育児・介護休業法の調停の手続の代理
⑥ 個別労働関係紛争について厚生労働大臣が指定する団体が行う裁判外紛争解決手続における当事者の代理(紛争価額が60 万円を超える事件は弁護士との共同受任が必要)
⑦ 労務管理その他の労働及び社会保険に関する事項についての相談及び指導

こう書いてしまうと難しそうに思えるかもしれませんが、ものすごくかいつまんで説明すると、会社の総務部や人事部などがしている手続きに関する書類の作成や提出、それに関連する相談などをしている仕事だとイメージしてもらえればよいかと思います。



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